遺産分割の調停と審判
目次
遺産分割に関して、以下のようなことにお悩みではありませんか?
・遺産の分割内容について、相続人同士で争いたくない…
・相続人のうち特定の人が話をとりまとめると不公平感が出てしまう…
・相続人以外の公平な立場の専門家に、サポートしてもらいたい…
・遺産の中に株や不動産があり、どうやって分けたら平等になるかがわからない…
・そもそも、どこにどれだけの財産(預金・不動産・株など)があるか正確にわからない…
遺産分割を行う場合の注意点
遺産を分割する場合は、相続人全員による遺産分割協議によって、解決するのが原則となっています。
相続人の間で遺産分割協議がまとまらない場合や、協議に応じようとしない相続人がいる場合には、家庭裁判所の遺産分割調停を利用して、解決を目指すことになります。
この調停というのは、家庭裁判所の調停委員が、相続人同士の意見や主張を聞きながら、調停委員は、亡くなった人への貢献度、職業や年齢などを総合的に判断して、相続人全員が納得できるよう、話し合いを進めます。
しかし、この話し合いがまとまらず、調停が不成立になった場合には、自動的に審判手続が開始され、家事審判官(裁判官)が、遺産に属する物又は権利の種類及び性質、各相続人の年齢、職業、心身の状態及び生活の状況その他一切の事情を考慮して、審判をすることになります。
このとき、必要に応じて相続人や遺産の内容についての事実関係を調べたり、相続人の主張の正当性を確かめることも行なわれます。
下された家庭裁判所の審判には強制力があり、合意できない場合もこれに従わなければなりません。
遺産分割調停を有利に進めるためのポイント
遺産分割調停を有利に進めるためには、以下のポイントに注意することが重要です。
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①事前準備
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相続財産の全貌を把握し、財産目録を作成します。特に不動産や金融資産の評価を正確に行い、必要な書類を揃えます。また、他の相続人が受けた生前贈与や寄与分の証拠も確保することが重要です
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②専門家の活用
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専門家の助言を受けることで、法的手続きをスムーズに進めることができます。弁護士は調停の流れや有利に進める方法についてアドバイスを提供し、交渉をサポートしてくれます
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③調停委員との関係構築
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調停委員は中立的な立場であるため、彼らの信頼を得ることが重要です。冷静で常識的な態度を保ち、暴言や罵倒を避けることで、調停委員に好印象を与えることができます
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④相手の立場を理解し柔軟に対応
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他の相続人の希望や意見を理解し、妥協点を見つける姿勢が求められます。自己主張ばかりではなく、相手の意見も尊重することで円満な解決を目指します
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⑤感情のコントロール
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調停中は冷静な対応を心掛けることが重要です。感情的な争いは調停を難航させる原因となります。冷静で建設的な話し合いを続けることで、調停がスムーズに進行します
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⑥裁判所のルールに従う
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調停の手続きや期限を守り、法的な要件を満たすことが重要です。遅延や手続きの不備は、不利な結果を招く可能性があります
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これらのポイントを押さえることで、遺産分割調停を有利に進め、相続争いを円満に解決することが可能です。
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遺産分割に関する当事務所の解決事例
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